症例⑬:50代 女性:歯周疾患による上顎前突症(出っ歯)の症例
症例について
深い咬み合せと歯周疾患により上顎前突となり、口唇が閉じにくい状態となっている。
口で呼吸することが多く、口唇がいつも切れた状態になっている。
また、口唇が閉じれない為、表情筋が過剰な緊張を呈しているのが認められる。
日付: 2013年8月25日 カテゴリ:咬み合せ改善, 症例, 矯正歯科の症例 and tagged 50代 女性, 上顎前突症, 出っ歯, 口唇が閉じにくい, 歯周病, 深い咬み合せ
そもそも細胞とは私達の体を作っている小さな粒の事で、1つあたりの大きさは1センチメートルの千分の1位だから特殊な顕微鏡を使わないと見れません。
一人の体には約60兆個という、途方もない数の細胞が詰まっているのです。
細胞にも色々な役割があって、目を作る細胞、心臓を作る細胞、歯を作る細胞など人の体の中には約200種類の細胞があります。
iPS細胞は、この様々な種類の細胞に変身して病気の内臓の代わりを作ったり、薬の開発にも役立ちます。
近い将来、歯自体を再生出来るようになったらいいですね。
歯茎に細胞を植えると新しい歯が生えてくるなんて。iPS細胞の研究がもっともっと進むように願っております。
現時点の歯科の分野の再生療法では、GTR法といって、メンブレンという特殊な膜を使った骨の再生手術や、エムドゲインという骨の再生を促す薬を使った手術が行われています。
当院でも行っておりますので、歯周病で歯が動いてしまっている方や、その他歯に関してお悩みのある方、どうぞお気軽にご来院ください。
セカンドオピニヨンも受け付けております。
C.Kamikawa
日付: 2012年10月18日 カテゴリ:手術の話, 歯周病, 歯科全般の話 and tagged GTR法, 再生療法, 歯周病
身長が高い人、低い人、顔が長い人、丸い人、大きい人、小さい人、人間は人それぞれです。
歯の形も、大きい、小さい、長い、短い、丸っこいなど様々です。
先日、気付かない内に歯周病が進行してしまって再生不可能になった上顎の7番を抜歯した患者様の歯根が平均よりかなり短かったのです。
地中に植わっている大根とカブでは抜きやすさが違うように、歯も根っ子が長い方が骨の中に入っている部分が多いので、将来的には多少有利です。
しかしお口の中の細菌や唾液の質、ご自分や歯科でのケアなど後天的な事でもずいぶん違ってきますが。
誰でも親から様々な遺伝的要因を受け継いでいます。
それを知る事で自分の生活が良い方に導けたらとおもいます。
その患者様は、将来的に歯を失くさないよう当院で治療を始められました。
また、お子様達の歯根の長さも気にされてました。
分かっていれば、よりケアを充実させたり、注意したりできます。
自分の体質を知る事はとても重要な事だと思います。
C.Kamikawa
日付: 2012年10月11日 カテゴリ:Krの話, 歯周病, 歯科全般の話 and tagged 歯周病, 歯根の長さ
歯周病の予防と対策
1 プラークコントロール
歯垢(プラーク)は食事するたびに歯に付着しますので、毎日、または毎食後、自分で歯磨き、歯間ブラシ、デンタルフロスなどで丁寧に、そして確実に除去することでプラークコントロールする事が可能ですが、すでに歯周病にかかっている方は歯周ポケットが深くなっているため、歯周ポケットに入り込んだ歯垢(プラーク)を自分で除去する事は難しいので歯医者で歯垢(プラーク)を除去してもらわなければなりません。
また『歯磨き=プラークコントロール』と思っている方も多いかもしれませんが、歯磨きだけで完璧なプラークコントロールは出来ないのが現実で、場合によっては『薬』によるプラークコントロールが必要になる場合もあるのです。
プラークコントロールが確実にできているかによって歯周病になるリスクが決まるといっても過言ではなく、プラークコントロールする事によって歯周病をある程度予防する事が可能で、また歯周病治療は『プラークコントロール+歯医者での治療』が基本となり、プラークコントロールだけで歯周病を完治させることはできませんが、歯周病治療を行っていくうえでもプラークコントロールは欠かせないのです!
2 正しい歯磨き
歯周病の根本的な原因は歯垢(プラーク)ですので、歯磨きで歯垢(プラーク)を除去すれば歯周病を予防する事が出来るのですが、単に強く磨いたり、長く磨いただけでは歯や歯の周りに強力に付着した歯垢(プラーク)を完全に除去する事はできず、歯垢(プラーク)を除去しようと強く磨いた結果、逆に歯や歯肉(歯茎)を傷つけてしまうこともありますので注意が必要です。
ではどのような歯磨き(ブラッシング)をすれば歯垢(プラーク)を確実に除去し、歯周病を予防できるのでしょうか?
これは歯医者さんに直接、指導してもらう事が1番です。
口の中、歯並びは1人1人違いますので、その人に適した歯磨きの仕方も1人1人異なるからです。
特に毎日、または毎食後に歯磨きをしているにもかかわらず虫歯になりやすかったり、歯周病になってしまった方は歯磨きの仕方に問題がある場合がありますので歯医者さんに行ってチェックしてもらいましょう。
3 よく噛んで食べる
物をよく噛むということは非常に大切で、噛めば噛むほど唾液が分泌され、唾液によって細菌を洗い流してくれるため歯周病予防、虫歯予防、口臭予防に効果的となり、さらによく噛むことによって満腹中枢が刺激され食べすぎを防いでくれるので肥満、糖尿病予防にも繋がるのです。
現代人、特に日本など発展国の人は柔らかい物を好んで食べる傾向にあるため、歯周病、虫歯になる人が多いといわれ、柔らかい食べ物を食べる機会が少ない国の人は歯周病、虫歯になる人が少ないといわれるほど、物をよく噛んで食べるという事は口の中の病気、虫歯、歯周病に大きく関わっているのです!
4、生活習慣の改善
歯周病に限らず何らかの病気にかかっている方は食生活を見直し、また健康な身体を維持するためにも食生活は非常に重要となります。
特に歯周病の原因菌である歯垢(プラーク)は糖分をエサに増殖して行きますので、糖分の多い食生活を続けていると確実に歯周病へのリスクが高くなってしまうのです。
また歯周病は糖尿病と深く関わっていますので、糖尿病になりやすいような高カロリー、高脂肪、塩分、糖類が多く含まれている食事は避け、過度のアルコール、食べすぎ、偏食も控え、バランスの取れた食生活を心がける事が何よりも大切になってきます。
『この食べ物を食べれば歯周病が治る!予防できる!』
といったものはありません。大切なのは「ビタミン・カルシウム・たんぱく質・炭水化物」など、栄養バランスの取れた食生活を心がけることなのです!
睡眠不足になると人間の体は抵抗力が落ちますので、
『細菌に感染しやすくなる=歯周病菌に感染しやすくなる』
となり、歯周病へのリスクが高まってしまいます。
また睡眠不足になるとストレスも溜まり、ストレスは人間の身体にさまざまな悪影響を与えますので当然、歯周病にも大きく関係してきます。
まず1つはストレスによって抵抗力が低下するために歯周病菌に侵されやすくなり、さらにストレスが溜まっていると睡眠時などに気付かないうちに歯ぎしりをしたり、歯を強く噛む事が多くなるため、歯周病の進行を早めてしまう事もあるのです!
忙しい毎日を送っている現代人は睡眠不足になりやすく、ストレスも溜まりやすいと思いますが、歯周病に限らず健康な身体を保つためにも十分な睡眠をとり、ストレスを溜めない、溜まったストレスは早めに解消するように心がける事が非常に大切なのです。
禁煙 たばこ(喫煙)を吸っている人は吸わない人に比べて『2~7倍』歯周病になるリスクが高いといわれており、さらにタバコは歯周病の症状を悪化させ、タバコを吸っている限り歯周病は治らないとさえ言われていますので、歯周病を予防し、完治させたいのであれば禁煙は避けて通れない道なのかもしれません。
運動不足は歯周病と関わりの深い糖尿病の原因ともなりますので、難しいかもしれませんが適度な運動を心がける事が歯周病予防にも繋がり、適度な運動は身体の抵抗力を高めてくれますので、間接的にも歯周病を予防する事に繋がるのです!
以上のように生活習慣を改めなければ歯周病を予防する事はもちろん、歯周病を治療しても治りづらく、例え歯周病が治った場合でも再発しやすいので、生活習慣を見直す事が非常に重要なのです!
日付: 2012年9月24日 カテゴリ:歯周病, 歯科全般の話 and tagged 歯周病
歯周病という言葉はメジャーですが、どんな病気で、どんな症状で、どのような治療をするかご存知でしょうか?
歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている『歯周病菌(細菌)』に感染し、歯肉(歯茎)が腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまう、日本人が歯を失うもっとも大きな原因の歯の周りの病気の総称です。
歯周病の初期では自覚症状がほとんどない為、気付かない方が多く、実際には日本人の成人の約80%が歯周病(歯肉炎or歯周炎)にかかっているといわれています。
一昔前は歯槽膿漏(しそうのうろう)という言葉を使いましたが、歯槽膿漏は字のごとく、「歯周組織から膿(うみ)が出る」症状のことなので、厳密にいえば歯槽膿漏は歯周病の一症状のことなのですが、最近では「歯槽膿漏=歯周病」として、歯槽膿漏という言葉はあまり使われなくなり、歯槽膿漏を含めて歯周病という言葉を使う事が多くなっています。
歯周病の症状
1:歯磨きなどで歯茎(歯肉)から出血する
2:口臭がするようになった
3:口の中がネバネバする
4:歯茎(歯肉)が腫れている
5:歯茎(歯肉)が赤、紫色になった
6:歯茎などから膿(うみ)が出る
7:硬いものを噛むと痛い
8:歯がグラグラする
9:歯茎が下がって歯が長く見える(出っ歯になった)
10:歯と歯の間の隙間が大きくなり、物が挟まりやすくなった
11:歯茎(歯肉)がムズ痒い
12:糖尿病にかかっている
上記のように一口に歯周病といってもさまざまな症状があり、歯周病の方の多くが1つだけではなく複数の症状を抱えている事が多いので、上記の中で複数の症状が出ている方はもちろん、1つだけでも思い当たる症状がある場合はかなりの確立で歯周病の可能性が高いので、1日も早く歯医者で診察を受けましょう!
もちろん歯周病と診断するのは歯医者さんです。上記のような症状があったからといって必ずしも歯周病とは限りませんが、その可能性は非常に高いと思いますので、いずれにしても歯医者さんに行き、歯周病であれば早め早めに治療をしていく事が何よりも大切なのです。
日付: 2012年9月13日 カテゴリ:歯周病, 歯科全般の話 and tagged 口臭, 歯周病, 歯槽膿漏
歯周病
歯周病は歯茎から血が出たり、口臭がひどくなったりして、そのまま放っておくと歯が抜けてしまうこともあります。こんな時もレーザーは活躍します。
当院では、ブラッシング指導、歯石除去、歯周病に有効な手術などの歯周病治療と併行してレーザー治療を行います。
歯と歯茎の間のミゾにレーザーをあてて歯周病菌をやっつけます。
レーザーをあてることで歯周病の原因となっている細菌が急激に減り、膿が自然に出て、出血や痛みが治まり、治りを早くします。
歯周病でお困りの方、当院にご相談ください。
歯周病専門医が対応致します。
日付: 2012年8月23日 カテゴリ:レーザー治療, 歯周病, 歯科全般の話 and tagged レーザー, レーザー治療, 歯周病, 無痛治療