即時義歯

即時義歯治療について

即時義歯とは、歯を抜くのと同時に装着出来る入れ歯の事をいいます。

抜歯前に予め型を取っておき、現状の歯と歯茎の模型を作り、その模型上で後日抜歯する予定の歯の部分を削り取ります。その模型で抜歯した状態に合わせた入れ歯を作り、当日直ぐに装着出来るようにします。

通常入れ歯は残せない歯を抜き、抜いた部分の歯肉が治ってから制作する為1ヶ月以上の期間がかかる事も有り、その期間歯の無い状態になり見た目にも機能面でも不自由です。
しかし、即時義歯はこの欠点を補います。     

そして、抜歯後の傷口が完全に治り、歯肉の状態が良くなるまでこの入れ歯に、粘膜と入れ歯の間のクッションとなりうる特殊なコーティング薬を介在させて歯肉の改善を待ちながら調整してゆき、その入れ歯をもとに最終義歯を制作します。

即時義歯と通常の入れ歯の違い

即時義歯は抜歯が必要と判断された歯を含めて型取りをします。そして、模型上で抜歯予定の歯を削り取り、入れ歯を作製します。

即時義歯の制作

義歯の型取り
保存不能な歯も含めて模型を取る。

義歯作製
模型上で抜歯予定の歯を削り取り、
義歯を作製する

抜歯と義歯の装着
保存不能な歯を抜歯する。出来上がった義歯を装着し、
かみ合わせの調整を行う。

通常の入れ歯の制作

抜歯
予め保存不能な歯を抜歯する。

安静
抜歯箇所の歯肉が落ち着くのを待つ。
抜歯後、数週間経過を待つ。

義歯作製
型取り、試適、義歯装着、
かみ合わせの確認を行います。

即時義歯のメリットとデメリット

メリット

歯がない期間を作らない
義歯が完成するまではご自身の歯で過ごします。歯が抜けた状態で過ごすことはありません。

◎歯の機能を保持する
義歯完成までご自身の歯がありますので、咀嚼や発話時の歯の機能を保持したまま過ごすことができます。

デメリット

✖️義歯の調整に時間がかかる
抜歯後の歯肉は徐々に退縮していきます。即時義歯は抜歯直後の歯肉を想定して作製しているため、数か月経過するとゆるくなっていきます。

✖️痛みが発生することがある
即時義歯は抜歯後の状態を「想定」して作製します。よって、実際の歯肉の状態に適合せず痛みを感じることがあります。

治療後のリコール時におけるリスクマネジメント

抜歯即時の義歯は、抜いた部位の骨の変化が著しいケースがある。歯槽骨の吸収が終わり、変化が少なくなるまで(6〜12ヶ月)経過観察し、本義歯を調整する。
治療後の歯槽骨の吸収に対しては、ゆるくなった部位を同じ材料で足す処置によって対応する。

治療に伴うリスク

レジン床による義歯と比較したリスクはないが、義歯改修に限界がある。

治療費

約1,000,000円程度
※ 治療費は患者様の口腔内の状況に応じて異なります。詳細な治療費を確認されたい方は一度カウンセリングにお越しください。

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