
GTR法(Guided Tissue Regeneration:歯周組織再生誘導法)を行ない、歯を抜かなくてはいけなかった症状を元の健全な状態にしたケース。
患者様の血液から、多血小板血漿を抽出し、細胞成長因子を活用して、骨や歯周組織の再生を図るCGF再生療法とエムドゲイン(Emdogain)エナメルマトリックスたんぱく質主成分の歯胚歯周組織再生材料を併用した。
初診時の正面・側方・咬合面観を示します。
Xrayから向かって左上の部分の歯を支える骨が溶け、歯がぐらぐらになっている状態を示します。
(赤丸の部位)
赤丸の部分の骨が溶けて、根の先端まで欠損している状態
慢性辺縁性歯周炎の改善と全顎的かみ合わせの治療により、何でも安心して良く噛めるという評価をいただきました。そのままでは、歯を抜かなくては、いけなかった症状を積極的に残す治療を行ない歯周組織が再生・改善され機能回復が認められた。
現時点で4年の経過であるが、今後再発がないよう長期にわたりリコールにて管理させていただきます。
誠実に日々のケアとリコールに対応されていることに心から感謝いたします。
赤丸部位は骨の再生の状態を示す。
多血小板血漿を遠心分離機により抽出し、完全自己血液由来によりアレルギーや感染のリスクの軽減、傷の治り、骨や歯肉の再生が促進され治療期間の短縮が実践できた。
垂直的骨欠損に対して再生が確認できる
4years経過
治療期間 | 2年4ヶ月 | |
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治療費 | メタルボンドポーセレン | ¥121,000 × 17 |
白金加金前装冠 | ¥121,000 × 5 |
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インプラント | ¥330,000 × 4 |
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再生療法 | ¥165,000 |
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リスク | インプラントが定着しない、インプラント周囲炎 |
・3ヶ月に1回のリコールにて、全顎的な咬合の調整と、歯周疾患の管理。
・インプラント歯周炎に対しては、炎症の除去を徹底的に行い、骨へのダメージがいく前に対応致します。リコールによる、維持治療を行います。