歯の色

いよいよロンドンオリンピックが開幕しました。

今、開会式を見ていますが、地球にある国の多さに改めて驚きを感じます。そして人種により骨格、肌の色、髪の色、そして歯の形や色もかなり違うのが分かります。

仕事柄ついつい口元に目がいってしまいますが、欧米人はきれいな歯の人が多いですね。

先日ブログ上で八重歯の話をしましたが、日本人以外のオリンピック選手で八重歯のある人を目にするのでしょうか?

人種による歯の色の違いは、 アジア人は欧米人に比べてエナメル質が薄いのでその下にある象牙質の色が強 く反映されやすく、欧米人より黄色が強く出てきます。
肌の色が濃い方が歯が白く見えますが、これは”対比”による現象 で、暗い色と隣り合わせた色はより明るく見えるように、黒人は白人や黄色人種に比べて歯がより明るく白く 見えるのです。
日本人は黄色人種なので肌、歯、眼の白目の部分もやや黄味がかった色をしています。

最近は芸能人や海外から帰国した人など、 明らかに人工的に白くしたということがわかるほど“白い歯”を した人が増えたので、一般の方がホワイトニングをしたり、真っ白な差し歯を入れたいなど白い歯への憧れは大きくなっているようですが、肌、眼球、歯の色のバランスを考えると、極端に明る い真っ白な人工歯を入れると不自然感が大きくなります。

白い歯にしたいとお考えの患者様、歯科医の先生と色見本を見たり、よく話し合って、自分に合いそして自然に見える美しい白さ の歯を手に入れていただきたいと思います。

男らしい歯の形、女性らしい歯の形、色や形により理性的に見えたり、野性的に見えたりイメージをしっかりとらえる事が重要になります。

歯は、その人の人生を表すと考えます。

それぞれの人生のお役に立てるよう努力を重ねていく所存です。

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