症例紹介




主訴
笑った時に歯茎が出過ぎるのが気になる
ガミースマイルを改善したい
前歯の歯の色の違いが気になる
初診時の所見(2022年4月)
患者様はガミースマイルを改善したいとの要望で来院されました。笑った際に歯肉が多く見えており、思い切り笑えないというお悩みをお持ちでした。
また、上の前歯が神経の失活により周りの歯に比べて色調が異なるお悩みもお持ちでした。



診断
骨格性2級 メジオフェイシャルタイプ
Angle 1級 ガミースマイル
治療計画
患者様は笑顔の際に歯肉の露出量が多い状態です。歯並びに大きな不正はありませんが、上顎の犬歯の歯軸が悪いため、上顎前歯部をミニインプラント(TAD)にて上方に挙げながら全体を整えていくこととしました。
治療の手順として、通常通りレベリングを行い、歯列のフラット化を進めます。その後、ゴムメタルワイヤーが適用可能な段階でワイヤーを変更し、前歯部の歯軸を維持しながら浄業へと挙上させる力をかけていきます。最終的に、咬合と歯列を整えてフィニッシュへと移行する計画としました。
治療後 2024年8月



約6ヶ月の治療により、ガミースマイルが改善され、美しい笑顔、口元にすることができました。犬歯の歯軸も整い、色調の違った上顎前歯も歯の内部からのホワイトニングによって周囲の色調に調和させることができました。
また、咬合も左右でしっかりと噛み合い、犬歯による顎の誘導も適切に機能しています。患者様からも「笑うことに気を使わなくなった」とご満足いただき、治療の成果を実感されていました。

治療期間・費用・リスク
動的治療期間 | 6ヶ月 |
治療費 | ¥1,100,000 |

治療後のリコール時におけるリスクマネジメント
- 矯正装置除去後に後戻りすることがあるので、保定装置を決められた期間確実に装着してください。
- リコールによる継続定期検診が必要となります。